2019年01月07日

ネオ・ヴェネツィア渡航案内の内容追加・更新情報 (2019年1月)

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ネオ・ヴェネツィア渡航案内 2017年版」刊行以降に更新のあった情報をお伝えします。時期は未定ですが更新情報が増えてきたら、それらをまとめて改訂版を刊行予定です。

■ETIAS(欧州渡航情報認証制度)について
イタリアに渡航する際、2021年から渡航認証が必要になります。渡航認証の取得には最短72時間かかるため渡航前に取得を忘れないよう注意が必要です。取得を忘れると出国できません
※2019年1月の情報では2021年導入予定に変更されています。

ETIAS(European Travel Information and Authorisation System:エティアス:欧州渡航情報認証制度)とはイタリアを含むヨーロッパの一部の国(シェンゲン協定国)へビザなしで渡航する際に必要となる認証制度です。イタリアは観光目的で90日以内ならビザは不要ですので、観光目的の多くの方はETIASの取得が必要になります。ETIASが導入されると事前にETIAS電子認証システムでの申請が必須です。アメリカのESTAやオーストラリアのETASと同様の制度です。

□申請に必要なもの
・ネット環境
・メールアドレス
・クレジットカード
・パスポート

申請はオンラインのみですので、ネット環境が必須です。また、申請者情報にメールアドレスが含まれます。支払いはクレジットカードのみとなりますが、どのカードが対応するかは未だ発表されていません。
ETIASを取得した後にパスポート番号が変更になった場合は再度申請が必要になるようです。

□有効期限と費用
2016年の発表の際は5年間有効で5ユーロとされていましたが、2019年1月の情報では3年間で7ユーロに変更されています。なお、18歳未満は費用が掛かりません。
ちなみに米国のESTAは2年間有効で14ドルです。

□EU加盟ETIAS導入国 (渡航可能国)
アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン

□最新情報に注意
2016年11月の発表以来、導入予定時期、有効期限、申請手数料などが変更されています。直近の情報更新は2019年1月です。今後も変更があるかもしれませんので、公式ページなどで最新情報の確認が必要です。

□リンク


■ヴェネツィアの訪問税について
ヴェネツィアではホテル料金に宿泊税が加算されていますが、ヴェネツィアを訪れる観光客の約半数は日帰り客ということで、2019年7月から訪問税を徴収するとのことです。

金額は季節により2.5〜10ユーロ。宿泊税では1月以外全てハイシーズン扱いなので、10ユーロ徴収されると思っていた方が良いかもしれません。通勤通学は除外とのことですが、シティカードで免除になったりするのでしょうか。

ヴェネツィアを訪れる人は市内に宿泊するかどうかに関わらず訪問税を徴収するとのことですが、徴収方法などは不明です。

□リンク


■国際観光旅客税について
2019年1月7日より船舶または航空機で日本を出国する2歳以上の旅客に国際観光旅客税がかかります。

ポイントは以下です。

・航空券発券時に一人あたり1000円を徴収
・2019年1月7日以前に購入した航空券は対象外
・2019年1月7日以降に予約変更する場合は対象
・消費税はかからない

航空券の費用と合わせて徴収されるため、支払いを忘れて出国できないといった事態にはなりません。航空券の費用にこの金額が含まれていることを覚えておきましょう。

国際観光旅客税の詳細は国税庁のサイトを参照してください。

□リンク


■S.Sofiaのトラゲット桟橋
ネオ・ヴェネツィア観光案内 第6巻 サン・ポーロ地区編」で触れていますが、2018年11月現在、アニメ3期4話の舞台となっているS.SOFIAのトラゲット桟橋が撤去されています。

トラゲット自体は残っており、リアルト市場前の河岸から直接発着しています。桟橋が古くなっていたので建て替えだとよいのですが。次回渡航した際に確認してきます。

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トラゲットは写真の階段の位置から発着しています。

■リンク


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