2019年07月28日

【C96新刊】ネオ・ヴェネツィア観光案内07-サンタ・クローチェ地区編

ARIAに登場するスポットをたくさんの写真で紹介する「ネオ・ヴェネツィア観光案内」の第7巻 サンタ・クローチェ地区編です。

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2019年8月12日 発行 / A5 / 76P / フルカラー

第7冊目の本書では聖十字架の名を冠するサンタ・クローチェ地区にご案内いたします。観光客の少ないこの地区だからこそ見つかるヴェネツィアの本質に触れてみてください。


【内容】

第1章 ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅
アニメで灯里ちゃんがアクアに降り立った場所のモデルになったサンタ・ルチア駅を紹介します。アニメとの比較はもちろん、近年リニューアルされた駅舎の中や朝の慌ただしい駅の様子なども紹介します。

第2章 サンタ・マリア・ディ・ナザレ教会
サンタ・ルチア駅のお隣にある教会です。教会とその周辺の建物の配置などを作中の背景と細かく比較・分析しています。

第3章 グランディ・スタツィオーニ宮殿
サンタ・ルチア駅のお隣にある大きな建物です。作中の背景との比較の他、建物の歴史や役割を調査して解説しています。

第4章 サン・シメオン・ピッコロ教会
サンタ・ルチア駅を出ると正面に見ることのできる教会です。作中での登場回による微妙な視点の違いなどを細かく解説しています。小さくないのに「ピッコロ(小さい)」の名称の由来とは? 本書で確認してみて下さい。

第5章 スカルツィ橋
サンタ・ルチア駅のそばに架かる白く大きな石橋です。運河上や遠景など様々な角度から作中の背景と比較・分析しています。また、明け方の風景なども紹介します。

第6章 プレフェット橋
ローマ広場に架かる石橋です。作中では橋のデザインは同じなのですが、背景が異なるため、視点や灯里ちゃんの歩いている方向などを考察しています。

第7章 サン・シメオン・ピッコロ通り
サンタ・ルチア駅の対岸に見えるフォンダメンタ(運河沿いの道)です。作中に登場するリストランテを捜索して特定して紹介しています。

第8章 姫屋支店 (Ca' Nigra Lagoon Resort)
姫屋支店のモデルとなったホテル「カ・ニグラ・ラグーン・リゾート」を外観から内装までたくさんの写真で紹介します。作中とは建物の配置が異なる他、正面玄関の違いなどもあるため、詳細に比較・分析して紹介しています。

第9章 サン シメオン グランデ教会
2期26話の大きな雪玉を転がすエピソードで起点となっている教会です。背景の比較の他、地図付きで雪玉を転がした果てしない距離を説明しています。第3巻 カステッロ地区編と併せてお楽しみ下さい。

第10章 喜劇カッレ
アニメ、コミックともに宝探しのエピソードに登場するカッレです。ほとんど人の訪れることのないマニアックなこの場所を作中のイメージと比較してみてください。

第11章 トレ・ポンティ
2期11話に登場する木製の橋です。6つの橋が密集するヴェネツィアでも珍しい場所ですので、周辺の写真も掲載して紹介しています。

お散歩スポット
サンタ・クローチェ地区をお散歩中の写真を紹介します。また、読者の方からよく聞かれるヴェネツィアの小さなホテルについて、この地区で泊まったことのあるホテルを例に紹介しています。

ARIAに登場しないスポット
・さとじゅんの「ベネチアごめん…。」の足跡を辿る
「ヴェネツィアごめん」その1とその2ではサンタ・クローチェ地区を歩いてヴェネツィアの中心部に向かっています。佐藤順一監督が歩いたルートを高い精度で分析・推測し、地図付きで紹介しています。

・Luigi Bevilacqua
歴史ある織物工場を取材させてもらえましたので、ヴェネツィアと織物の歴史を工場内のたくさんの写真とともに紹介します。

その他、ARIAには登場しないものの、サンタ・クローチェ地区にある以下のスポットを紹介します。
・ローマ広場
・リベルタ橋
・コスティトゥツィオーネ橋
・テッテ橋
・Calle Savio
・Ponte del Megio / Calle Larga
・自然史博物館
・サンタ・マリア・マテール・ドミニ広場
・カ・ペザーロ 国際近代美術館

サンタ・クローチェ地区のおいしいお店
サンタ・クローチェ地区にある当サークルお気に入りのレストランを紹介します。

posted by アクア旅行社 at 22:35| 書籍情報

2019年01月07日

ネオ・ヴェネツィア渡航案内の内容追加・更新情報 (2019年1月)

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ネオ・ヴェネツィア渡航案内 2017年版」刊行以降に更新のあった情報をお伝えします。時期は未定ですが更新情報が増えてきたら、それらをまとめて改訂版を刊行予定です。

■ETIAS(欧州渡航情報認証制度)について
イタリアに渡航する際、2021年から渡航認証が必要になります。渡航認証の取得には最短72時間かかるため渡航前に取得を忘れないよう注意が必要です。取得を忘れると出国できません
※2019年1月の情報では2021年導入予定に変更されています。

ETIAS(European Travel Information and Authorisation System:エティアス:欧州渡航情報認証制度)とはイタリアを含むヨーロッパの一部の国(シェンゲン協定国)へビザなしで渡航する際に必要となる認証制度です。イタリアは観光目的で90日以内ならビザは不要ですので、観光目的の多くの方はETIASの取得が必要になります。ETIASが導入されると事前にETIAS電子認証システムでの申請が必須です。アメリカのESTAやオーストラリアのETASと同様の制度です。

□申請に必要なもの
・ネット環境
・メールアドレス
・クレジットカード
・パスポート

申請はオンラインのみですので、ネット環境が必須です。また、申請者情報にメールアドレスが含まれます。支払いはクレジットカードのみとなりますが、どのカードが対応するかは未だ発表されていません。
ETIASを取得した後にパスポート番号が変更になった場合は再度申請が必要になるようです。

□有効期限と費用
2016年の発表の際は5年間有効で5ユーロとされていましたが、2019年1月の情報では3年間で7ユーロに変更されています。なお、18歳未満は費用が掛かりません。
ちなみに米国のESTAは2年間有効で14ドルです。

□EU加盟ETIAS導入国 (渡航可能国)
アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン

□最新情報に注意
2016年11月の発表以来、導入予定時期、有効期限、申請手数料などが変更されています。直近の情報更新は2019年1月です。今後も変更があるかもしれませんので、公式ページなどで最新情報の確認が必要です。

□リンク


■ヴェネツィアの訪問税について
ヴェネツィアではホテル料金に宿泊税が加算されていますが、ヴェネツィアを訪れる観光客の約半数は日帰り客ということで、2019年7月から訪問税を徴収するとのことです。

金額は季節により2.5〜10ユーロ。宿泊税では1月以外全てハイシーズン扱いなので、10ユーロ徴収されると思っていた方が良いかもしれません。通勤通学は除外とのことですが、シティカードで免除になったりするのでしょうか。

ヴェネツィアを訪れる人は市内に宿泊するかどうかに関わらず訪問税を徴収するとのことですが、徴収方法などは不明です。

□リンク


■国際観光旅客税について
2019年1月7日より船舶または航空機で日本を出国する2歳以上の旅客に国際観光旅客税がかかります。

ポイントは以下です。

・航空券発券時に一人あたり1000円を徴収
・2019年1月7日以前に購入した航空券は対象外
・2019年1月7日以降に予約変更する場合は対象
・消費税はかからない

航空券の費用と合わせて徴収されるため、支払いを忘れて出国できないといった事態にはなりません。航空券の費用にこの金額が含まれていることを覚えておきましょう。

国際観光旅客税の詳細は国税庁のサイトを参照してください。

□リンク


■S.Sofiaのトラゲット桟橋
ネオ・ヴェネツィア観光案内 第6巻 サン・ポーロ地区編」で触れていますが、2018年11月現在、アニメ3期4話の舞台となっているS.SOFIAのトラゲット桟橋が撤去されています。

トラゲット自体は残っており、リアルト市場前の河岸から直接発着しています。桟橋が古くなっていたので建て替えだとよいのですが。次回渡航した際に確認してきます。

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トラゲットは写真の階段の位置から発着しています。

■リンク


posted by アクア旅行社 at 03:00| 現地情報

2018年12月24日

【C95新刊】ネオ・ヴェネツィア観光案内06-サン・ポーロ地区編

ARIAに登場するスポットをたくさんの写真で紹介する「ネオ・ヴェネツィア観光案内」の第6巻 サン・ポーロ地区編です。

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2018年12月29日 発行 / A5 / 136P / フルカラー

第6巻ではヴェネツィア本島最古の繁華街があるサン・ポーロ地区にご案内いたします。白く雄大なリアルト橋、ヴェネツィア市民の台所リアルト市場、S.Sofiaのトラゲットなどヴェネツィアの歴史と生活に触れてみてください。


【内容】
第1章 リアルト橋
作中で何度も登場するリアルト橋を以下の8つに分類して様々な角度から比較、分析してみました。また、制作時期による細部の表現の違いなども比較しています。
・サン・ポーロ地区北側、南側
・サン・マルコ地区北側、南側
・カナル・グランデ北側、南側
・リアルト橋上、アーチ下側
この他、リアルト橋の歴史や修復の様子、朝から夜の風景などを余すところなくお楽しみいただけます。

第2章 サン・ジャコモ・リアルト教会
リアルト橋近くにある大きな時計と3つの鐘が印象的なサン・ジャコモ・リアルト教会とその周辺を紹介します。意外な場所でアニメと同じ風景に出会ったりしますので、アニメとヴェネツィアの配置の違いなども楽しめます。

第3章 リアルト市場
ヴェネツィアの台所、リアルト市場周辺をご紹介します。活気のある市場の風景なども取材しています。

第4章 トラゲット
S.SOFIAのトラゲットを紹介します。トラゲットが舞台となった3期4話は特に背景が凝っていて、描かれている建物や配置がとてもリアルです。それ故に桟橋の設置位置の微妙な違いなども把握することができます。じっくり分析してみて明らかになる背景職人さんの気合いと情熱を確認してみましょう。

第5章 オステリア ペサドール
男女が入れ替わる不思議ワールドが展開された、カナル・グランデ沿いのオステリアです。アニメの中とは異なる周辺の配置なども確認できます。

第6章 ピサーニ・モレッタ宮殿
第7章 サン・ジョヴァンニ・エレモシナリオ教会
第8章 アルド・マヌーツィオの碑
第9章 長靴カッレ周辺
登場回数は少ないものの、アリスちゃんが観光案内で紹介している宮殿など、ARIAに縁のある場所をそれぞれの歴史を交えて紹介しています。

第10章 その他
同じく、名称のみの登場やカットがインサートされるのみの場所などを紹介しています。月刊ウンディーネの刊行元であるカナーレ出版などはあまり訪れる機会がないと思いますので、本書で確認してみてください。
・サン・ポーロ広場、サン・ポーロ教会
・カナーレ出版所在地
・サンタ・マリア・グロリオーサ・デイ・フラーリ教会
・ジュスティニアン・ブシネッロ宮殿

・ARIAに登場しないスポット
作中には登場しませんが、お気に入りのスポットを紹介しています。
・ゴンドラの模型屋さん
・サン・ロッコ教会、サン・ロッコ大信徒会
・バラの花のデコレーションのジェラート屋さん

・お散歩
サン・ポーロ地区をお散歩しているときに見つけた素敵な場所、不思議なものなどをご紹介します。
posted by アクア旅行社 at 21:18| 書籍情報

2018年08月10日

3巻カステッロ地区編内容追加更新情報

「ネオ・ヴェネツィア観光案内 3巻 カステッロ地区編」の内容に関する追加・更新情報です。

□コミック6巻表紙の八百屋さん (3巻78〜79ページ)
ルガジュッファの八百屋さん
八百屋さんがあった場所(2018年2月)
コミック6巻表紙の八百屋さんが閉店しましたが、店舗(といってもひさしくらいですが)が撤去されていました。
歩いたことのないカッレを歩こうということで、初めてのカッレを歩いて出てきたところに見覚えのあるコインランドリーが。しかし、周辺の風景に違和感があるなって思ったら、いつもの八百屋さんが撤去されて壁だけになっていました。お店がお休みの時とはまた違った淋しい光景です。おじさまもおばさまもお疲れさまでした。


□AZIMUTS S.R.L UNIPERSONALE (3巻43ページ)
AZIMUTSSRL
2018年2月に渡航した際に掲載したお店に立ち寄ってきました。オリジナルのアイテムはこのお店のおじさまが作っていましたが、最近は娘さんが作っているとのことで、ラインナップが少し変わっていました。他のお店のオリジナル商品の取り扱いも少し増えています。

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posted by アクア旅行社 at 14:00| 現地情報

ネオ・ヴェネツィア渡航案内の内容追加・更新情報

□ホテル・ダニエリのWi-Fi (渡航案内42ページ)
ダニエリのWi-Fiは以前は有料で、SPGゴールド以上の会員が無料でした。その後、フリーになりチェックインの際にWi-Fiパスワードが渡されて4台まで接続できるようになりました。
2017年に少しだけシステム更新があったようで、現在は以下のようになっています。
・部屋番号と予約者のファミリーネーム(名字)で接続可能。
・従来通りフロントでパスワードをもらうことも可能。
・ログイン時、上記いずれかを選択して認証。
・接続台数4台→5台に緩和。

ダニエリのアクセスポイントにつなぐとOSによってはそのまま認証画面に飛ばされるので、上記で認証。認証画面に飛ばされない場合はWEBブラウザを立ち上げて適当なホームページにアクセスすれば認証画面になります。


□ドーハ空港のフリーWi-Fi (渡航案内42ページ)
ドーハ空港中央のクマ
2017年からドーハ空港のフリーWi-Fiで認証が必要なアクセスポイントが追加されています。認証はチケットの予約番号またはeチケット(航空券)のリファレンス番号と搭乗者のファミリーネーム(名字)です。
場所によっては従来の認証不要のアクセスポイントも残っているようですが、重くてつながりませんし、移動するとすぐに切れてしまいます。
ただ、いずれのアクセスポイントも年々重くなってきていて、ものすごく遅いです。以前は中央のクマがいるエリアから外れればそれなりに通信できていましたが、現在は人の少ない場所でもかなり遅いので、快適に通信したい場合はキャリアの海外ローミングを使った方がよいかもしれません。


□マルコポーロ空港の拡張 (渡航案内30ページ)
マルコポーロ空港の拡張に伴って出発フロアのセキュリティチェック場所が変更になりました。レーンが増えて待ち時間が減っています。また、到着フロア(1F)のお店が少し増えています。しかし、SIMを売っているお店は未だありません。



□SPGアメックス更新特典でダニエリに宿泊可能に (渡航案内91ページ)
SPGアメックスの更新特典として毎年1泊分の宿泊がプレゼントされますが、対象のホテルはカテゴリ(ホテルのランク)1〜6で、カテゴリ7のダニエリは対象外でした。マリオットリワードとの統合による規約の改定があり、2018/8/18より1泊50,000ポイント以下のホテルが対象となりました。ダニエリのプレミアムデラックスルームが30,000ポイントですので、対象に含まれることになります。ちなみにサルーテ教会の前のグリッティパレスも同様です。
ただし、今後の会員ステータスの統合などでもまた少し改定がありそうなので、最新の情報を確認する必要があります。


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posted by アクア旅行社 at 13:00| 現地情報